小林秀雄の言葉 ( その38 ) [小林秀雄]
僕等はいつも知らず識らず愛情によって相手をはっきり掴んでいるのだ。 成る程、 僕等は相手を冷静に観察はするが、 相手にほんとうに魅力ある人間の姿を読む為には、 観察だけでは足りない。 愛情とか友情とか尊敬とかが要るので、そういうものが観察した人間の姿を明らかに浮びあがらせる言わば仕上げの役目をする。
「 志賀直哉論 」 10 - 一0五 小林秀雄 (人生の鍛錬 P.66)
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