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岡潔の言葉 ( その8 )  [岡潔]


春宵十話 (角川ソフィア文庫)

春宵十話 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 岡 潔
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
  • 発売日: 2014/05/24
  • メディア: 文庫


 留学の決まったとき、 フランスを希望したところ、 文部省はドイツへ行けといった。 当時、 私が会いたかったのはソルボンヌの教授だったガストン・ジュリアで、 ドイツにはだれもいなかった。 それでどうしてもといってフランスに決めてしまった。 だれに会うというので留学するのだから、 よその国ではだめなのに、 文部省はそんなこともわからなかったらしい。 これも 「 人 」 というものが忘れられている例で、 どの人がしゃべったかが大切なのであって、何をしゃべったかはそれほど大切ではない。 「春宵十話」 ( 情緒と日本人 178頁)

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