小林秀雄の言葉 ( その1 ) ※ 再度掲載 [小林秀雄]
私は本屋の番頭をしている関係上、学者というものの生態をよく感じておりますから、学者と聞けば教養ある人と思う様な感傷的な見解は持っておりませぬ。ノーベル賞をとる事が、何が人間としての価値と関係がありましようか。私は、決して馬鹿ではないのに人生に迷つて途方にくれている人の方が好きですし、教養ある人とも思われます。
「読書週間」21-27 小林秀雄 (人生の鍛錬 P.170)
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